パソコンを買うと言う一大イベント
Chromebookを2018年に使い始めてから5年以上経ちました。この5年間でChromebookはお世辞にも普及したとは言い難い状況です。実際、このブログをご覧いただいている方は、すでにChromebookを利用されている、もしくは利用を検討されている方がほとんどかな、と思います。
パソコンを買う。これは一大イベントです。安い買い物ではありませんので、誰もが「後悔」したくない、と思うでしょう。結果として、「良く分からない」Chromebookが購入対象リストに上がる事自体がほとんどないでしょう。ただ、私自身5年使ってきて、Chromebookが好きになったからこそ、良く分からないから、という理由だけで避けられているのはもったいないな、と5年使って思っています。
「ただの箱」という魅力
今回のブログでは、Chromebookの1つ目の魅力として、「ただの箱としてのChromebook」について書いていきます。
Chromebookは、WindowsやMacと何が違うのか?という疑問は、]Chromebookに興味を持たれた方はどなたでも一度は考えたことがあるかな、と思います。ただ、そもそもWindowsとMacの違いだって説明するのは難しいでしょう。いわゆるマニアの方々は、「いやいや、WindowsとMacでは色々と違うだろう」とおっしゃるでしょうが、そうではないほとんどの一般ユーザにとっては、違いの説明は難しいと思います。
一方で、個人的な考えですが、ChromebookはWindowsやMacとは明らかにことなり、ただの箱、だと考えています。これまでのパソコンは、そのパソコン上にデータがあること、が価値だったと思います。だって、パーソナルなコンピュータなわけですから。同じメーカの同じモデルのパソコンであっても、使う人によってぜんぜん違うもの、というのがこれまでのパソコンだったと思います。
でも、Chromebookは違うんです。クラウド上でデータの管理・操作が基本となるChromebookにおいて、その「パソコン」は特定の人に結びつきません。あくまでも、「ただの箱」なんです。こう書くと、一度もChromebookを触ったことがない方からすると、これだからマニアは。。と敬遠されてしまいそうですが。。でも、これを知らないままChromebookを買ってしまうと、「やっぱり良く分からない使えないパソコン」になってしまうと思うんです。
この特徴を、例を挙げて説明します。
パソコンを人に貸せるか?
家に友達が遊びに来ました。そこで友達から「ちょっと調べ物したいからパソコン貸してよ」と言われて、すぐに「いいよ」となりますか?
私は嫌です。だって、パソコンの中には、これまでの様々なデータが入っていますから。正直、それらのデータを見られたくないですし、その友達が本当に調べ物をするために、ブラウザを使うだけであったとしても、ブックマークは見えてしまうので、それだけでも私は正直嫌です。多分、ほとんどの人が私と同じように、嫌だな、と感じるのではないでしょうか。
でも、Chromebookであれば、貸す事が出来ます。Chromebookを使うには、googleのアカウントでログインするか、ゲストとしてアカウントなしで一時利用することになりますが、これらの場合、同じ端末でも別アカウント(この場合は私の)のデータを見ることは出来ないようになっています。なので安心して貸すことが出来ます。また、すでにChromebookを利用している人であれば、自分のアカウントでログインすることで、クラウド上の自分のデータにアクセスでき、いつも通りに使う事ができるようになります。
これがChromebookと別OSのパソコンとの違いです。
まとめ
繰り返しになりますが、この特徴を知っておかないと、「使ってみたけどなんだか良く分からない」、「クラウド」後悔した」となってしまいます。つまり、ユーザである私達が「Chromebook = chrome OSが載っているパソコン」という考え方を変えないと、最終的に「後悔した」となってしまうかな、と思います。
一方で、パソコンやスマホに詳しい方からすると、「いやいや今の時代クラウドにデータ保存とか当たり前でしょう。今更何を言っているの?」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。たしかに、Office365を利用し、OnedriveやSharepointにファイルを保存する、というのは、すでに多くの企業で取り入れられているかな、と思います。また、クラウド、という言葉がいまのように一般的になる前から、EvernoteやDropboxを利用されてきた方も多いかな、と思います。そういった方々にとっては、(googleのサービスを利用した)クラウド利用をより一層加速させることになると思いますので、ぜひ気軽にお試しいただければと思います。
次回のブログでは、自宅でパソコンは何に使う?という切り口からChromebookについて考えてみたいと思います。
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