先程、証券口座開設についてブログを書きました。
せっかくなので、初めて購入する金融商品として投資信託を取り上げて、投資のスタートを考えてみたいと思います。
投資信託を取り上げるのは、少額からでも投資ができるからです。投資を始める方にとって最初のうちは多額の資金を投資に回すのは心理的に難しいと思います。そのため、最初の金融商品として、投資信託を選ばれる方は多いのではないでしょうか。
さて、証券口座を開設し、いざ投資信託を購入してみようと思い、インターネットやYouTubeで投資情報を調べても、どう選べば良いか悩んでいませんか?私はここで悩んでしまって、証券口座開設後もなかなか投資をスタートできませんでした。
私と同じように悩んでしまっている方へこのブログでは、投資信託の基本から、初心者にとって最も大切だと私が考える、自身のリスク許容度を知る方法までを書いていきます。
投資信託の基本
投資信託は、プロの運用者が多くの人から集めた資金で株式や債券に投資し、その成果を分配する仕組みです。最初は、投資用語を理解するのが難しいかもしれませんが、大切なのは少しずつ学んでいくことです。
投資信託の種類
投資信託には主に二種類のファンドが存在します。インデックスファンドとアクティブファンドです。
インデックスファンド
これらのファンドは、特定の市場指数(例えば日経225やS&P 500)に連動するよう設計されています。手数料が比較的低く、市場平均のリターンを目指しますが、市場が下落すると投資価値も下がる可能性があります。
アクティブファンド
プロの運用者が市場を分析し、個別の銘柄を選んで市場平均を上回るリターンを目指します。可能性がありますが、手数料が高く、市場平均に達しない場合もあります。
投資信託の手数料
購入時手数料(フロントエンドロード)
投資信託を購入する際に支払う手数料です。例えば、10万円を投資する際に1%の購入時手数料がかかる場合、実際に投資されるのは99,000円(10万円 – 1,000円)となります。
信託報酬(運用管理費用)
ファンドの運用にかかる年間費用で、ファンドの資産から日々計算され、直接差し引かれます。年間1%の信託報酬がある場合、10万円の投資に対して、年間1,000円の運用管理費用が発生します。この費用はファンドの資産価値から自動的に差し引かれます。そのため、実際には引かれる意識を持ちにくいコストですが、だからこそ意識するようにしましょう。
売却時手数料(バックエンドロード)
投資信託を売却する際にかかる手数料で、長期保有するほど減少する傾向があります。
これらの手数料は、投資のリターンに影響するため、理解しておくことが重要です。
目論見書の重要性
目論見書は投資信託の詳細を記載した公式文書で、投資方針、リスク、手数料、過去の運用成績などが記載されています。目論見書を理解することで、適切なファンド選びが可能になります。
ただし、初めて投資をする、というタイミングで目論見書の内容を読んで理解しようとしても難しいでしょう。専門用語が多いことに加え、はじめのうちは書いてある内容がピンとこないからです。そのため、「過去の運用成績」は最もわかりやすく、また、はじめのうちは最も気になる部分かと思いますが、過去のリターンは将来のリターンを約束するものではない、ということを理解してあくまでも参考情報としてとらえるようにしましょう。
今回は目論見書の詳細な説明は省こうと思いますし、最初のうちはすべてを理解できなくても良いと思いますが、投資を行っていく中で、徐々に知識をつけながら目論見書の内容を理解していくことは大事です。
リスク許容度の理解と少額投資の重要性
投資目的やリスク許容度は初心者にはすぐにはつかめません。そのため、まずは少額で投資信託を購入し、市場の変動に対する自分の感情の変化を観察することが推奨されます。価格が上がったり下がったりする際の自分の反応を見ることで、自分のリスク許容度を理解し、適切な投資戦略を立てることができます。もし、価格が下がったことで気になって仕方ない、というような場合は過剰投資になっている可能性が高いです。
例えば、あなたが10万円を投資信託に投資し、市場の下落により投資額が1週間で5%減少したとします。この場合、あなたの投資は95,000円に減少しています。(購入時手数料・信託報酬は一旦無視します)この状況であなたがどのように感じるか、例えば不安を感じる、さらなる損失を恐れてすぐに売却したくなるなど、あなたの反応はあなたのリスク許容度を示しています。
なお、10万円を例に取りましたが、個人的には、10万円からスタートはあまりオススメできません。たとえ0円になっても、それほど気にならない金額からスタートすることをオススメします。
もし、どの商品を選んでいいのか分からずに動けなくなっている方がいらっしゃれば、Youtubeやネット、もしくは周りの方からオススメされたファンドから選んでみる、というのは一つの手だと思います。最初のうちは、0円になっても気にならない金額からスタートしてリスク許容度を徐々に試してみることが良いかと思います。
まとめ
投資信託は初心者でも取り組みやすい投資手段です。最初はネットやYouTube、もしくは周りの人から推奨されたファンドから始めても良いでしょう。重要なのは、少額投資を通じて市場の変動に対する自分の感情を観察し、自分のリスク許容度を理解することです。
このブログが、投資を始めるうえでの一助となれば幸いです。
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